御本殿
古く「大原志(おおばらざし)」と俳句の季語にも詠まれた大原神社はこの地方の安産信仰をつかさどる神社としてたくさんの人々が参拝に訪れています。仁寿2年(852)に創建され、累代藩主の庇護を受け公卿諸侯の尊崇を仰ぎ、とりわけ綾部藩主九鬼侯の崇敬篤く、現在の広壮なる社殿は寛政8年(1796)に再建されたものです。拝殿唐破風の「龍の丸堀り」等の彫刻は見ものです。京都府有数の絵馬を所蔵する芽葦の絵馬殿とともに京都府の指定文化財に指定されています。


620-1301
京都府福知山市三和町大原鎮座
TEL:0773-58-4324 / FAX:58-3871

京都府の西端、福知山市街より東南へ約20キロ、綾部市街より約10キロの地に位し、土師川の上流、河合川の清流が流れ、カジカ鳴きホタル飛び交う閑静山紫水明の聖地。

[JRでお越しの場合]
●山陰本線JR京都駅-約60分-JR綾部駅-町営バスまたはタクシー約15分-大原神社
[車でお越しの場合]
●京都縦貫道丹波IC-国道9号線-瑞穂町和田交差点右折-国道173合繊綾部方面-大原神社
●舞鶴若狭道福知山IC-国道9号線-三和町芦渕交差点左折-府道59号瑞穂方面-大原神社



   
産屋(うぶや)
神前の清流の辺にたつ産屋は、大正初期まで産婦が臨月を迎えるとここに七日七夜篭り、出産をしました。入口に魔除けの古鎌が掛けられ、みな平産(安産)であったと寛文年間の大原神社本紀に記されております。また産屋の入口は本殿に向けられており、産土神の加護のもと新しい命を授かる場であったと思われます。土間の砂は「子安砂」とよばれ大原神社の安産の神符として授けられ、寛政12年には愛媛宇和島藩伊達候代参が送られた記録が残されています。期限は定かではありませんが300年以上も前からこの地にあったことが伺えます。
『四季耕作図』絵馬
丹波地方一の質、量ともに誇る絵馬群の中には府下で五位の古さの「神馬図」慶長4年(1599)の奉納や元禄4年(1691)の「平等院(宇治橋)図」などが残されています。幕末の丹波地方の農耕の一年の様子を描いた「四季耕作図」は当時の農業の有様を物語る貴重な資料のひとつであります。
 

蛇のひげ
伝説に記された巻物とともに残されている「蛇のひげ」。その昔、この地方(現在の蛇ケ谷)を荒らしていた化け物を、石粉主利助(いしこ・しゅりのすけ)という男が退治したとき、姿を現し逃げ出した竜が落としたものと伝えられています。見る人を魅了してやまない神秘のベールに包まれた代物です。

例祭
大祭 5月2日(宵宮)3日 神興渡御
中祭 節分祭 追難式
     摂社 火之神々社鎮火祭 火難除祈願
小祭 半夏生 根付 虫除祈願
11月1日〜30日 七五三詣
12月第1日曜日 交通安全祈願
節分 お火焚き祭

・伊邪那美命(いざなみのみこと)
・天照大日霎命(あまてらすおおひるめのみこと)
・月読命(つきよみのみこと)

ご祈祷
毎日受け付け[要電話] 安産腹帯・子安砂授与

近くの見どころ食事どころ

▼食事
三和荘 [宿泊、食事、スポーツ、入浴]
0773-58-2310 http://www.tanba-miwa.net/miwaso/
亀甲家 [宿泊、食事]
0773-42-0016 http://www.kikkouya.com/
ふしみや/ゆらり [宿泊、食事]
0120-25-2438 http://www.fushimiya-yurari.jp/fushimiya/
ホテル 綾部 [宿泊、食事]
0773-40-5100 http://www.hotelayabe.jp/
▼見る
質志鍾乳洞公園 [京都府唯一の鍾乳洞、バンガロー]
0771-86-1725 http://www.town.mizuho.kyoto.jp/contents/g/001machi/008sizusi/03_sizu.html
グンゼ博物苑 [グンゼ発祥の地、製糸資料館]
0773-43-1050 http://www.gunze.co.jp/gunzehakubutu/hakubutu.html
安国寺 [足利尊氏誕生の地]
0773-44-0306