延喜式内 稗田野神社

神社の起こり

約3000年程前にこの地に住み着いた祖先の人達が現在の社殿の裏にある土盛りの処で、食物の神、野山の神を祭り、原生林を切り拓き田畑を造り、収穫した穀物を供え作物の豊作と子孫の繁栄を祈り捧げました。
それから時が流れ、大和朝廷の基礎が出来上がった和銅2年(709)、丹波国守大神朝臣狛磨が朝廷の指示によって土盛の前に社殿を造営し佐伯郷の産土神として祭り、国の安泰と五穀豊穣を祈りました。これが当社の起こりです。

お知らせ
【月次祭(ツキナミサイ)】
毎月1日午前7時から、地域の発展と平和を願いお祭りを斎行しています。

年間行事
歳旦祭 1月1日
節分祭・除厄祭 2月3日
祈年祭 3月6日
癌封治祭 5月3日
大祓 6月30日
佐伯郷燈籠祭 8月14日
例祭 10月23日
七五三参り 11月15日
ゑびす祭 11月20日
お火焚祭 12月15日
大祓 12月31日
特殊神事
◆8月14日
佐伯郷燈籠祭(さえきとうろうまつり)


かつて「宇治の県(あがた)は男が通う 男寝て待て女が通う 丹波佐伯郷(たんばさえき)の燈籠まつり」と呼ばれた女の夜這いの祭りであった。

寛喜元年(1229)朝廷より賜った五基の神燈籠と台燈籠を中心に五穀豊穣祈願の祭りを斎行する。盆行事と豊作の祈願が合わさった特殊な神事として名高い。7月のはじめから準備がはじまり8月7日は「7日盆」と呼びこの祭りの準備の追い込みに入る重要な日。宮司は準備した五穀の種子を苗代に播き五穀の苗を発芽させる。当日この実生の苗は当社の御祭神「保食命」の分け御霊(わけみたま)として当日の祭礼の中心となります。

朝廷から奉納された五基の神燈籠と神輿の追いかけっこ(燈籠追い)、神輿と大太鼓の掛け合い(太鼓掛け)など勇壮な神事とともに台燈籠で演じる人形浄瑠璃は阿波の人形浄瑠璃よりもはるかに古い様式を持っています。

徳川中期以降、丹波の大祭として全国に知られ、現在京都府の無形民俗文化財の指定、また国の無形民俗文化財に値する祭礼として記録保存に採択されている。


御祭神

保食命 (うけもちのみこと)
穀物の起源神であり五穀豊穣、食を司る偉大なる女神。
伊勢の神宮・外宮に祀られる豊受大御神と異名同神である。
大山祇命
(おおやまずみのみこと)

山の守護神、延命長寿、美人の守護神。
野椎命 (のづちのみこと)
野の神様、田畑の作物の守り神。
御神徳

五穀豊穣
商売繁盛
無病息災
延命長寿
智恵・美人と癌封治
三柱の御祭神中二柱が女神で一柱の男神も日本最長寿の岩長姫・日本最美人の木花咲く耶姫の父神で婦人の守り神。
お守り

癌封治守
悪病退散守
病気平癒守
安産守
智恵守
交通安全守
開運厄除守
縁結び守
健康安全守 
各500円
お守り
ご利益グッズ
癌封治水晶石の環ブレスレット守 1,000円
絵馬 500円
その他お問い合せ下さい。
ご利益グッズ
御祈祷
癌封治・病気平癒・厄除・合格・七五三・交通安全他 各7,000円より
初宮参り 10,000円より
地鎮祭など出張祭他、お気軽にお問い合せ下さい。

見どころ

御本殿 御本殿
平成二年に江戸時代中期の社殿(京都府登録文化財)を全焼、平成四年室町時代の簡素な様式に平成の趣を加えた様式の社殿に設計して再建しました。
癌封治瘤の木   癌封治瘤の木
樫の木には悪病を吸い取る霊木だという言い伝えがある。また、悪しき物を吸い取るという事から、不幸や災いを吸い取るとも伝えられ、樫の木のコブを一心になでることにより人の悪病・癌病を封じてくれると伝わる。癌封治。
石の環くぐり   石の環くぐり
願い事を強く明確に念じながらくぐると願い事を達成する気力を授かるという石の環。
健康の庭・長寿の滝   健康の庭・長寿の滝
全国的に美味しいと評判の亀岡市の水が御神殿の中を潜る事により霊験あらたかな長寿の御幸水となって滝の口から噴出しています。
和銅禊ぎの池   和銅禊ぎの池
創設当時の里人がこの池に禊ぎして豊作と無病息災を祈ったと伝わる禊ぎ池。今では手を漬けて禊ぎにかえる人が多い。
必勝願掛け石   必勝願掛け石
意欲と気力を授かる石。石に両手をあてて願掛けする事により石に秘められた気力を得る。

宝物
京式八角石籠 本殿礎石
京式八角石灯篭 本殿礎石
鎌倉時代の作 鎌倉時代の作

アクセス
住所:亀岡市ひえ田野町佐伯垣内亦1
お問合せ先:0771-22-4549
アクセス: JR亀岡駅よりバスで15分、
下車すぐ/京都縦貫道亀岡ICより車で5分