大原野神社の鎮座する南春日町付近は、山城地方でも最も古くから開けた所で、一万年以前の有柄尖頭器などが神社の山の手の方から発見されている。
人皇五十代桓武天皇が、延暦三年(784)都を大和の奈良から、京都向日市を中止とした長岡京(784〜794)に遷された時、鷹狩を愛した天皇は、しばしば大原野の地に足を運んで、鷹を放たれた。
万葉集の編者大伴家持が、

 大原やせがいの水を手にむすび
  鳥は鳴くとも遊びてゆかん

と詠じたのも、このような催しに従った折のことである。その節には藤原氏の人々も多く参加していたが、それらの人々はこの地の風景の美しいのを誉でて、氏神である奈良春日大社の分霊をうつし祀ることにした。これが当社の起りである。
その後約60年を経た嘉祥三年(850)に左大臣藤原冬嗣のむすめ順子を母とした文徳天皇は、祖父、冬嗣の願望を想いだしてこの地に壮麗な社殿を造営された。明治四年(1871)官幣中社に列せられ現在に至っている。


・建御賀豆智命(たけみかづちのみこと)
・伊波比主命(いわいぬしのみこと)
・天之子八根命(あめのこやねのみこと)
・比大神(ひめおおかみ)

・方除の神様
・政治の神様
・知恵の神様
・良縁の神様


紅葉の名所としても知られる

千眼桜 
見ごろ四月中旬、一重のしだれで他所にないめずらしい種類です。


二月祈年祭、十一月新嘗祭のほか御例祭は毎年桜花満開の四月八日に執行。

特殊神事

御田刈祭奉納相撲、少年横綱の土俵入り

御田刈祭は、五穀豊穣を奉謝する祭儀であって、むかしから当社の特殊神事であり、享保二年(1717)にはじめられ8月10日の同祭には神慮を慰めるために古式による、相撲神事がはじめられた。いわゆる大原野相撲と呼ばれて、名高く、出店なども立ち並んで大変にぎやかである。ちなみに陰暦廃止後は9月の第二日曜日に執行されることになって、現在に及んでいる。



京都市西京区大原野南春日町1152
電話 075-331-0014
FAX 075-331-1977
公式ホームページ:http://www.kyoto-web.com/oharano/

車でお越しの方は
国道沓掛口から所要時間約5分 国道9号線を西進 国道沓掛口交差点を左折 6つ目の信号を右折
二つ目の交差点を左折すると大原野小学校に出ます
その信号を右折 三叉路を左に進むと樫本神社に出ます
更に右に進むと大原野神社です。

公共交通機関でお越しの方は
阪急東向日駅より・・・・
阪急バス「南春日町行き」に乗車 終点「南春日町」下車(乗車時間約20分)山の方へ向って徒歩7〜8分

阪急桂駅より・・・・・・
市バス臨西2番に乗車 終点「南春日町」下車(乗車時間20分)山の方へ向って徒歩7〜8分

JR向日町駅より・・・・・
阪急バス「南春日町行き」に乗車 終点「南春日町」下車(乗車時間約20分)山の方へ向って徒歩7〜8分

タクシーでは・・・・・・阪急東向日駅、阪急桂駅、JR向日町駅より約15分 料金は1600円程度

駐車場について
駐車料金・・・・・・・・普通自動車 400円、マイクロバス 1000円、大型バス 2000円