天神信仰と多治比文子
当神社の御祭神、すなわち菅原道真公をは、大宰府へ左遷、失意のうちに去れ、その後、天候不順や政治の混乱が続き、人々はそれらの災いを道真公の怨霊のせいだと考えました。
菅原道真公の乳母をつとめていた多治比文子は、自分の家の庭に小さな祀をもうけ、道真公を拝んでおりました。そんなおり、天神となった菅原道真公は多治比文子に現在の北野天満宮の地にまつってもらいたいと託宣しました。このように北野天満宮がまつられるきっかけをつくったのが、多治比文子だったのです。当社が「北野天満宮の前身神社」と称する由縁です。

 
御祭神
菅原道真公御肖像
天神信仰発祥の神社
文子天満宮は、菅原の道真公を「天神」としてわが国で最初におまつりした神社であることから「天神信仰発祥の神社」と位置づけられます。

 

 




文子天満宮所蔵の獅子(しし)・狛犬(こまいぬ)

木造・漆箔・彩色・玉眼
像高・獅子38・8センチ 狛犬45・8センチ(角を含む)
桃山時代〜江戸時代16世紀から17世紀に製作

京都国立博物館にて「神々の美の世界」
京都の神道美術
平成16年8月10日から9月20日まで展示


腰掛石
菅原道真公が太宰府へ御左遷の途次お立ち寄りの際腰掛けられた腰掛石。




京都市下京区間ノ町通花屋町下る天神町400
電話・FAX 075-361-0996

交通機関
JR京都駅より徒歩8分
京阪七条駅より徒歩10分
渉成園より徒歩2分
東本願寺よち徒歩4分

 


例大祭 4月第三日曜日
月次祭 毎月16日・25日
大祓祭 6月30日・12月31日
火焚祭 11月3日
御本殿
菅原道真公
相殿
文子比売(菅公乳母)
伴氏(菅公御母君)
是善公(菅公御父母)

文子守り/縁結びね貝守り
どちらも一願成就。
文子守りは合格、良縁、厄除、交通安全など。
縁結びね貝守りは良縁、彼との縁、彼女との縁、学校との縁、仕事の縁、健康との縁など。